ごあいさつ

 地域の活性化をジャズや音楽で・・・という趣意のもと、2001年に「うつのみやジャズのまち委員会(委員長・吉原郷之典)」が発足し、続いて「宇都宮ジャズ協会(任意団体)」なども民間のライブハウスの組織として誕生し、活躍しているところです。また、地域には多くのジャズバンドをはじめ、小グループのバンドやミュージシャンが育ち、幼・小・中・高等学校などでも音楽に取り組む活動が活発化しています。そして「ジャズのまち宇都宮」という文化ブランドが関係者や県民・市民の努力で光るようになってまいりました。
 しかし、地域全体としての盛り上がりや、日常において県民・市民がこぞって楽しみ熱くなる、来訪者もその輪に入って楽しめる・・・というような風土には今ひとつ到達していないのが現状です。そのような実情を越え、広く自由で豊かな音楽文化環境と基盤をより強化・充実させていこうという目的で本協会はスタートいたしました。
 どうぞご理解とご協力を賜り、ご支援いただきますようお願い申し上げます。

設立の経緯

 県都・宇都宮市の中心部、いわゆる二荒山神社界隈としての“バンバ”は、かつて県内はもとより北関東エリアの都市文化・生活文化の中心でありました。
 一世を風靡したよき時代の賑わいを取り戻すべく、その再生・復活が叫ばれて久しくなりますが、その間、「ジャズのまち」「カクテルのまち」「ギョーザのまち」などとしての取り組みも活発に続けられてきました。
 特にそのなかで都市文化の柱として私たちが係わっていける分野が音楽文化ですが、文化事業はハード&ソフト、ハート&ソウルが相呼応して進展していくものです。
 私たちの街を、音楽(JAZZ)の溢れるところ、賑わいの楽しさと活気・活力のみなぎるところとしてより一層盛り上げていくために、有志によって設立されたのが『NPO法人スウィングタウン協会』です。音楽文化都市の具現化を率先し、寄与していければと考えています。
 このたび宇都宮市出身の渡辺貞夫氏が塩谷町出身の船村徹氏とともに県民栄誉賞を受賞されました。音楽界への顕著な功績に対する顕彰ですが、これも無形の地域資産であり、このような大きなエポックをどう活かしていくかも私たちの希望ある課題です。
 音楽文化都市の実現には県民・市民の皆様はもちろん、広く企業・団体の方々のご支援、サポートを必要とします。ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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